エイゾーです。
ちびキャラから始まった人のイラストの練習は大体のパーツが終わって、あとは胴体を付ければ肉付け完了というところまできました。
コッカ君であばらや骨盤のアタリを付けているので胴体はそこまで苦労しないと思いきや、ここで思わぬつまずきポイントが・・・。
今回は重心とコントラポストについて調べてみましたよー。
昨日の練習成果
本題に入る前にいつもの。
昨日は主にコッカ君に手を付ける練習をしてみました。手はなかなかパーツとして細かいので、上半身だけに絞って大きめに描くようにしたんだけど、どうでしょか。
いやー毎回言っているような気がするんだけど、やっぱりこれ奇跡に近い。
皆さんからすれば大したことがない絵だと思うけど、これを自分が描けたというのが信じられないんだよなぁ。今後も練習続けよーってなるね。
重心を気にするってどういうこと
さて本題に入りますよと。
今まで何気なくコッカ君を描いてきたわけですが、ここに来て妙な違和感を抱くようになったんですよ。
上のやつみたいに上半身だけならいいんだけど、全身を描いたときに「なんか変」ってなるんですよね。
違和感の正体
これ、なんか変なんです。この人変なんです!
まあパーツの比率が崩れているってのもあるんだけど、なんか不安定な感じしません??
今にも倒れそうなというか、どちらかと言えば動き出しの瞬間みたいなそんな感じ。
へそ下の奥に重心あり
人の重心はへそのやや下、体の中ほどにあるらしいんですね。さらに重たい頭が一番上にあるということで、この頭を支えるために体のパーツが動いてバランスを取ると。
直立している場合は頭が重心の上に乗っかってるし、それを両足でしっかり支えているから安定するけども、少しポーズが変われば崩れてしまう。
それをうまいことバランスとっていかないと、絵として不安定な感じになってしまうということみたい。
今回の絵は重心がほぼ左足に乗っかっているにも関わらず、頭をはじめ主に上半身がさらに左足側に傾いてるんですよね。これじゃあ左側に倒れてしまいます。
右足を外側に広げたり、右手を大きく外に出したりしないとバランス取れないというわけですね。
動いているときは重心の軸が傾く
基本的に止まっている場合は重心の軸は地面と垂直だけど、歩いたり走ったりなんかしているときは、その方向に軸が傾くと。
すなわち、今回の絵の場合はどちらかというと動いているときの軸になっているわけで、だから動き出しの瞬間っぽく感じたということらしい。なるほど。
コントラポストってなんじゃい
んで、どちらかの足に大きく体重が乗っかっている場合の立ち絵として、美しく見せるための手法というのがあるらしく、それをコントラポストと言うらしい。・・・大丈夫、まだついていってる・・・。
コントラポスト自体は割とシンプルで、体重がかかっている方の脚の骨盤の方が高くなるということ。そして骨盤のラインと両肩のラインが反行するということ。さらに膝の高さは骨盤ラインと大体平行になるということ。
これを守るとただ立っているだけの絵でも少し動きが付いて、とても美しく見えるという魔法のような手法らしい。これはぜひとも習得せねばな。
当然ながら先に述べた重心を忘れてはいけない。これがしっかりと脚に乗っかっている状態であるのが前提と。ふむ。
コントラポストを意識して描いてみる
そんで最初の絵を描きなおしたのがこちら。なんか内またになったけども。
まだ違和感が残るものの、最初のより断然いい感じ。
基本的には体重がかかる足の上に頭が来るといいみたいだけど、それは重心にもよると。結局は全体でしっかり重さのバランスを取れているかというのが大事だから、それも練習するしかないよね。
少しずつ分かって来たけども
いやーまさか絵の中でも重さを意識しなければならないとは・・・。
ある意味人間てすごいよね。紙に描かれたものにも重さのバランスを見いだせるということだからね。
この重心をしっかりと捉えることができて来れば、躍動感あふれる絵も描けるようになるというわけで、これは何が何でも習得したいところ。
アニメーションを作るにしろこの問題はついてくるはずなので、まずはイラストの時点でしっかりと押さえていきます。
いやぁ本当に奥が深い。そして楽しい!
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