キャラクターへの第一歩

目のあたりで骨格はちょっとくぼむイラスト

エイゾーであります!

前回までの4回をかけてカップケーキをイラストからCG作成までやってきました。初のCG作品としてはエイゾー的には満足しております。はい。

今回はCG作成に手を出すことが目的だったのでカップケーキという「物」を題材にしたわけですが、今後アニメーションをやっていくことを考えると、「生き物」・・・キャラクターに手を出す必要があるかなと。

そこでまずはキャラクターへの第一歩として、チビキャラをイラストで練習してみようと思います。

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ちびキャラとは

人型が描けるようになれば、他のキャラクターにも応用が利くと思うんですよ。なのでまずは人間から。

でもいきなりしっかりしたやつは難しすぎるので、ある程度デフォルメされたちびキャラから始めてみます。まあこれでもエイゾーとしてはハードルが高いんだけども。

ちびキャラの定義があるのかわからないけど、ここでは2.5~3頭身くらいの細かなパーツはある程度省略したものとしておきます。

球であるということは

円も球もシルエットは同じ
どっちも平面で表せばただの丸

始める前に、球と円について考えておきたいんですよ。

球と円はもちろん別物ですが、シルエットとなると同じになっちゃいますよね。どっちもただの円になってしまいます。

イラストというのは3次元のものも2次元で表現しなければならないので、普通に丸を描くとそれが円を想定しているのか球を想定しているのか判断できません。

円ではなくこれは球なんだよー!ってことを伝えるためには、球であることが分かる情報を描く必要があると思うんです。

真正面はなかなか難しい
正面は逆に難しいかも

こんな風に球にそれぞれ直角に交わる2本の線を描いてみます。左は真正面で交わっているので奥行がつかめず、円に十字を描いたように見えてしまいます。

一方で右側は交わった点がやや正面からずれていて、2本の線が球体に沿っているように描かれています。これによって平面に描かれた円が球に見えてくるというわけです。

球であることの情報

球に見せるための情報

線が1本でも球に見せることができるし、影をつけてもそれっぽく見えますね。もちろん「球であることがわかる情報」が多ければ多いほど、より見ている側に球体であることを伝えることができるということです。うむ、そこまでは理解した。

人の絵を描くにあたって頭部は球体に近い形で表現されることが多いと思います。デフォルメされたちびキャラならなおさらです。

頭部には目や口、耳などのパーツがありますが、それらが球体の表面上に配置されていることを意識して描きましょう・・・というのが一番のコツのようです。

球面と平面がごちゃ混ぜ
球面のはずなのに平面に描いていた・・・

エイゾー、人の絵を描いてもいまいち変な感じがしたのは、顔が平面だったからなのか・・・。

というわけで、その辺りを意識しながらやってみましょー!

簡単な頭で基本を習得する

シンプルイズベスト
可能な限りシンプルに

今回はなるべくシンプルにして球体を意識することに集中したいと思います。よって、目と口、耳、場合によって眉毛だけとして、目や口も超簡単にしておきます。

髪の毛もかなり難しい気がするので最初のうちは無しでいきます。棒人間に毛が生えたくらいのやつです。あ、いや毛は描かないんですけど。

アタリを描いて球体の表面を意識する

球であることの情報を追加する
丸に2本の線を描くことで向きまでわかってしまう!

丸を描きます。まだこれは円です。ここに2本の線を描いて球体であるようにします。

この情報をもとに球面上にパーツを配置していきます。

球体の表面にパーツを置いていく

球面を意識してパーツを配置
ちょびっとだけ目はまがっている

球面が見えてきたので、そこに合わせてパーツを置いてみる。

んお!そんな変じゃない・・・。あ、いやエイゾーこれより何倍もひどいのしか描けなかったので・・・。

必要に応じて情報を増やせばいいじゃない

適宜情報を追加する

耳はどこだ?となったわけですが、耳は頭の大体真横。

ということで真横っぽさが感じられる補助線を引いておきます。高さは大体目線くらいだから、最初に描いたアタリとの交点あたりに耳を描きますよ。

あとは輪郭を描く

目のあたりで骨格はちょっとくぼむ
輪郭もあまり細かく描きすぎないようにしておく

輪郭ってのもまた素人には難しくてですね・・・。

ただ最初に丸を描いているので、基本はそれを。目のあたりがくぼんでいるみたいなので、その情報だけ足しておきます。

顎のラインと後頭部から首へのラインって、当たり前だけど違うんだよね。今までそこがつながっていたから違和感だらけだったよ。ん-でも頭から首へのつながりは難しいな。

それでもシンプルとはいえ、そこまで変じゃないのが描けたと思うよ。いや、間違いなく。

上向きも描いちゃう?

上向いてるなんて難しすぎ
上向きなんて大丈夫か・・・

上向きにも挑戦しちゃいましょう。上向きなんて人生で一度も描いたことないんじゃないか・・・。

先ほどと同じようにアタリの線を2本引いておきます。

んでこの2本なんだけど、上下の端と左右の端はそれぞれ円の中心から引くみたい。ここがずれるのは首をかしげているときだけで、そうでなければここは真ん中なんだって。勉強になるー。

真横がどこかも必要です

真横の情報も足しておく
どうせ必要になるので

先ほどと同様、耳を描く時に真横がどこかの情報が必要になるので、あらかじめ足しておきます。

これ、最終的に体を描く時もあった方がいい気がするよ。体の横のラインとつながるだろうし。

上向きが描けちゃったよ

顎が見えるはずだよね
エイゾーにもできました!

であとはパーツを球面上に置いて、輪郭を描いて・・・。

あれ??できてる!出来てるよね?これは紛れもなく上を向いている感じよね。

相変わらず首の接続がよく分かっていないけども。アゴのラインがしっかり見えるはずなので描き足したらちゃんと上向きになってくれました。すごい!

シンプルとはいえ

いやーシンプルな内容とはいえ、最後の上向きが描けたときは嬉しかったなー。

え、これだけで??なんて思うかもしれないけど、絵が描けない人間ってのはこういうのが1つ1つ難関なんですよ。

今回の内容はシンプル故にとっつきやすかったし、理解しやすかった。そして球面を意識するのに集中できたのが良かった。

首回りとか課題はあるし、超難関の目とか髪の毛とかやっていないけど、とりあえず基礎の基礎くらいは習得できたかなーと。

次回は身体もやってみようかな。それでは!

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