最終関門「目」に挑戦

ハイライトを入れてイラスト

エイゾーです。

前回までで大体の肉付け作業が終わり、コッカ君はもう骨格人形ではなくなったわけですが、残っている部分としては顔のみとなりました。

あーまぁ男女の描き分けだったり年齢や体格の描き分けとかは残っているんだけども、とりあえず人っぽいものを描くという点については残りは顔だけとなりました。

コッカ君で練習しているときも時折簡単な口や目、耳は描いてきたわけですがあくまでメモ書きというか位置合わせくらいのもの。最低限の表情を伝えるためのものという程度です。

顔を描けるようになればとりあえず生身の人間は描けると思うので、顔の中でも最重要パーツの「目」に取り掛かろうと思います。

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コントラポストの復習とか

重心のバランスのために体は結構動いている
コントラポストの練習

まずは恒例の前回の復習。

コントラポストはやっぱりかなり難しいなぁ。と。

真ん中の2人を見てください。最初に描いたのは左側。なんか違和感あるなぁと思って自分でポーズをとって確認。

そしたらね、片足に体重をかけて立つ場合はほとんど両足は開かないんですよ。少しでも多く離してしまうともう片側にも体重が乗っていくんですね。だから右側くらいが限度。

それと骨盤ラインと肩のラインが反行するというのはいいんだけど、左はそこだけができている状態。でも本来なら上半身全体が曲がらないといけないよねーということに気づいたのが右。

というわけで右側の方がまだそれっぽく見えるかなぁと。まだまだ練習が必要ね。

一番右側は歩いている人。動いている場面なので重心の軸は斜めに傾いているということで描いてみました。だいぶそれっぽくなってきた!

一番左も立ち絵でコントラポストの練習。しぐさもそうだけど、肩幅を少し狭めたからちょっと女性っぽくなった。コントラポストを大げさにやるとより女性らしくなるみたい。

いろんなポーズが描けるようになってきたぞ
コッカ君肉付け練習

2枚目はコッカ君の肉付け練習。だいぶ人っぽくなったなぁ。

2月14日から1か月。イラストの練習を始めたころからすれば、いや今でもだけど信じられないくらい上達できましたよ。まさか自分がこんないろんなポーズを描けるようになるとはね・・・。

これからもどんどん練習して「得意」と言えるくらいまでになりたいなー。

目のことを知る

では本題に入ります。

目は顔だけではなく、キャラクター全体の中でも最重要パーツと言っていいほど力を入れるパーツだと思ってるんだけど、それだけに十人十色のパーツでもあるって印象。目から描き始める人もいるくらいだしね。

なので目の描き方を調べたところで、ページの数だけ描き方があるようなもの。もはやこれ!ってのを探すのはあきらめました。

なので目を描くにあたって必要となるものとか、共通している注意点みたいな部分だけ覚えることにします。

目は球体である

頭、それは球体
またまた登場、球体

イラストを始めてから何回も出てくる「球体」。やはり目もまた球体です。目玉っていうくらいだしね。

んでもそりゃわかっているし、特別注意することなのか??とも思ったけど、確かに描くと平面になっている。

特に斜めとか横から見た時に球体であることを意識しているかどうかで、やっぱり違いが出てくると。なるほどね。

目を描くのに必要な要素

目で必要最低限のもの
これがエイゾー的必要そうな要素

目は細かく見ればやはりいろいろあるんだよね。でもとりあえず最低限必要そうな分をピックアップ。

黒目の部分は虹彩と瞳孔の2つに分かれていて、同じような色の目もあるし、結構違いを出すこともある(カラコンみたいな)。

下まつげはほぼ描かないこともあるし、しっかり描くこともある。どちらにしろ目全体のシルエットが崩れないように描くことが大事と。

下まつげと上まつげが合ってない
エイゾーやりがち

例えばこんな感じだと、目のシルエットが崩れてしまう。何となく黒目と形を合わせてしまうけど、その場合でもちゃんと上まつ毛と整合性を保つ方がいいと。ふむ。

その他気にしておくこと

黒目のサイズだけでも印象が変わる
たったこれだけでも随分違う

リアル寄りにするなら目頭とか目じりもしっかり描いたほうがいい。

涙袋だったり二重だったりの場合はまつ毛の外側に追加する。

黒目が大きいと童顔っぽく、小さいと大人っぽかったり驚いた感じがする。

上の絵は黒目のサイズしか変更していないのに、これだけ印象が変わる。だからほんのわずかな違いだけであっという間に表情が変わってしまう→難しいというわけですね。こりゃ大変だ。

まずは正面の練習

とりあえず片目だけ、正面からの練習をしてみます。今回は色も塗りたいのでデジタルで。

さすがにスマホ+指だと厳しい気がするので、Vaio duo 13で描いてみます。

とりあえずやってみよー

まずは六角形を基準にアタリを描く
六角形にしてみたよ

目の全体の形もいっぱい種類があるんだけど、とりあえず今回は六角形を基準にしてみました。黒目は大きめにしてみます。

基本的には黒目の部分が上下共にまつ毛部分まであるほうがいいようなので、少しはみ出すくらいにしました。

上下のまつ毛を描く

上のまつ毛は太目
上のまつ毛は太く、下は控えめに

上下のまつ毛と瞳部分の輪郭を入れました。

上のまつ毛は太目に、下は控えめにというのがオーソドックスということで、こんな感じ。

女性ならもっと上のまつ毛は太くてもいいだろうし、まつ毛をはやしてもいいよね。

まずは基本の色で塗りつぶす

とりあえず塗りつぶしてみます
死んだ目の完成・・・

とりあえず基本の色でベタ塗してみます。わかりやすいように肌の色も付けておきます。

今回は青い目にしようかなぁと思ってます。いやーベタ塗だけだと死んでる感じがしますね。

犬の時もそうだったけど、ハイライトってすごい大事よね。

瞳孔も凝ればいくらでも凝れる

瞳孔を少し細長く
今回はちょっと細長い小判型

瞳孔を少し濃い色で入れてみました。これも形やら色やらいくらでもパターンがありそうだ。

めちゃくちゃ補足すれば龍っぽくなるだろうし、リアルに近づけるならまん丸がいいだろうしね。

今回はちょっと縦長の小判型にしてみました。

瞳に影を足してみる

影の部分をグラデーションで
少し馴染んだかな

瞳孔を描いただけだと結構怖い印象だったんだけど、影を足したことで馴染んだ気がする。

エアブラシでグラデーションにしたら何だかいい感じになった。

白目にも影を付けて

白目の部分にも影を入れる
一気に立体感がでた

そうそう、白目の部分にも影を入れるんだった。これで一気に立体感が出たよね。

球体であることもちょっと見える・・・かな。下側も多少は影っぽくした方がいいのかもしれない。

あと虹彩の部分にちょっと線を入れてみた。これもいろんなパターンがあるみたいだけど、とりあえずはこんな感じで。

命が宿るハイライト

ハイライトを入れて
ハイライトを入れると生きてる感じがする

ハイライトを入れて完了!

ハイライトは加算・発光モードで入れてみました。白いハイライトに重なるようにすこし水色のハイライトも入れてみました。

そうすることで瞳そのものの厚みが出るというか、目の中の反射っぽくなるかなぁと。

瞳の下側も少し明るい色を入れたり、大きいハイライトの近くに大きめのぼかしを入れてみたりして完成。

いや、これなかなかいいんじゃない??はじめてにしてはよくやったと思う!

まつ毛だったり二重だったり眉毛だったりも、今後は練習していかなきゃね。

目が難しいのはここから

とりあえず描いてみて無事にできました。

とはいえね、目が難しいのはここからだと思うんですよ。

まずは左右のバランス。目は2つあって左右対称についていますが、どうも右目って描きずらい気がするんだよね。利き腕の問題なのか・・・。

そして左右がいまいち綺麗に整わない・・・。もしかしたら右目から描いたほうがいいのか・・・。

あとは角度。顔も球体だから、そこに目を付けるとなれば影響を受ける。正面からならまだしも斜めから見た時は左右で見え方が違うし、より球面の影響を受ける。これが難しい・・・。

位置や大きさも顔とのバランスを取らなきゃだし、とにかく目ってのは大変よね。

でも、目を描いているときって結構楽しい。透明感あるものを描くのが面白いのかもしれない。とりあえずは左右のバランスってところから練習をしていきたいと思います!

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