カエルを展開して色を付ける

質感は本当難しいBlender

エイゾーです。

前回からCGでキャラクターを作っているところです。モデリングが終わったので、今回は色をつけていこうと思います。

モデリングがかなりザックリしたものなので、色や質感もあまり凝らずに行くつもりです。それでもなかなかやることは多いけども。

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展開してから色を付ける

今回の作業の流れとしてはまず作ったカエルの展開図を作成し、そこに色をつけていく。さらに質感を調整するという感じになります。

モデリングしたものに直接色を乗せていってもいいんですが、なかなか塗り分けは難しいんですね。なのである程度のパーツに分けつつ、色を塗りやすいように平面に展開していきます。

切れ目を入れて展開していく

モデリングしたカエルの展開図
切れ目を入れて展開

右側がモデリングしたカエルで左側がそれを展開したものです。

右側のカエルに赤い線がありますが、そこが切れ目となっています。サイコロの展開図と同じような感じで、切れ目をいれていくんですね。

と、さらりと言いましたが結構時間がかかりました。まだまだ不慣れであるのでどこに切れ目をいれたらいいかわからないんですよね。

やたらに切れ目が入れると仕上がりがおかしくなることもあるようなので、なるべく少ない回数で切れ目を入れたいところですが、まあ最初はこれくらいですかね・・・。

あまり細かく塗り分けないのでもっと大雑把でもいい気がしますが、とりあえずこれくらいで。

ストレッチの確認もね

本当はストレスがかからないように展開したほうがいい
本当はもうちょい展開すべき

左の展開図に色が付きましたが、これはカエル君の色ではなくストレッチを色で表したもの。

ストレッチとは面にかかっている力具合とでも言いますか、ストレス具合を表しています。真っ青でストレスフリー。ストレスがかかればかかるほど色が明るくなっていきます。

これはどういうことかというと、無理な展開をしている部分が見えるということ。本来平面にはならないような展開で無理やり平面にしているとも言えます。

この状態だと細かな塗り込みをしたときに変形しちゃったり間延びしたりするので、本来はなるべくこのストレスがない状態にすべき。

でも今回はシンプルな色分けなのでこれで行っちゃいます。

色をつけていこう

展開図に色をつけていく
基本は展開図側に色を塗っていく

展開図ができたので、そこに色を塗っていきます。同じ色で塗る部分を1箇所に集めておくと塗るのが楽ですね。

全体的に黄色にしてみました。お腹や下顎の部分はクリームっぽい色で口は赤。塗り分けとしてはこれくらいです。

モデリング側に直接色を付けることも

モデリング側に直接描いたほうがいいときもある
目や鼻などの細かいパーツはモデリング側に直接塗る

ただし目については展開図で綺麗に丸型にするのは難しいです。そういうときは3Dモデリング側に直接塗ってしまいます。

ブラシが円の形なので、大きさを調整してぽんとスタンプのように押してみました。左右対称の設定をしておけば、片目を描けばもう片側も自動で描いてくれます。

見えなそうなところも

見えなそうなところも塗っておく
足の裏もちゃんとね

足の裏が見えることはほぼないと思いますが、何かの瞬間に見えるかもしれないのでちゃんと塗っておきます。

アニメーションやゲームなんかだとふとした瞬間に見えるので、細かいところもしっかり塗り込んでおくクセをつけておきたいところ。

光を当てて確認する

光を当ててみて色味のチェック
結構変わって見えることもある

塗り込んだら光を当ててチェックしてみます。結構色味が変わって見えることもあるので、このチェックは必要ですね。

ただこれだとのっぺりした感じなので、もうちょっとカエル感がほしいところ。・・・どうすりゃいいんだろう。

テクスチャを貼ってみる

質感は本当難しい
光沢の奥にちょっとした凹凸

最終的にはこんな感じになりました。

表面にやや光沢を出してカエルのあのヌメっとした感じを出したんだけど、それだけだとプラスチックっぽくなっちゃったので、テクスチャも貼ることに。

今回はフリーのテクスチャを使用しました。

cgbookcase.com | PBR Textures, free for any purpose

これはカエルとは関係ないのですがこのマーブルの凹凸情報だけを使用しました。テラテラした中にちょっと凹凸ができて少しだけカエルっぽくなった・・・かな。

とまあ今回はこんな感じで色塗りは終わり。

次回はいよいよ骨格を仕込む

見た目の部分が終わったので、次回はいよいよ骨格を仕込んでいきます。動きを付けるためには骨が必要なんですね。

だんだんと完成に近づいているけど、そのたびに課題が生まれていきますね。

特に質感の部分についてはもっともっと練習というか知識が必要だなと感じました。生き物の質感は特に難しい分類だと思うので、なんとかマスターしたいところ。

展開ももっときれいにできると思うので、ここもやりながら覚えていくしかないですね。課題はたくさんでもそれだけ楽しみが増えたということで。

次回もお楽しみに!

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