エイゾーだよっと。
前回でようやく骨格人形コッカ君に服を着せることができました。口や耳等細かい部分は残しているものの、とりあえず人物の骨格・肉付け・顔・服までが終わったので、長かった人物シリーズも一区切りです。
まあ一通りさらったというだけで習得できたわけではないので、今後もいっぱい練習していきますけども。
今回はイラストを描くうえで重要な「構図」について知ろうと思います。写真とかでも「構図がー」とかよく聞くんだけど、全然知らないのよね。
構図はイラストだけでなくアニメーションにも関わってくるものなので、むしろ真っ先に調べたほうが良かったのかもしれない・・・。
構図について・・・その前に
本編に入る前に昨日の練習の成果。
Tシャツ短パンの練習。ちょっとハットは小さすぎたな。ってか顔ちっちゃいな。
頭身はそこまでくるってないと思うけど、顔のサイズとガタイのよさがちょっと合ってなかったね・・・。重心もまだ右足に乗り切ってないなー。
前も書いたけど、こういうどこがおかしいか少しでも気付けるのは大事よね。じゃないと課題がなくなっちゃって上達の道がなくなっちゃうからね。まあまだわかりやすくおかしいからいいんだけども。
構図ってなんぞや
そもそも構図ってなんなんでしょ。
芸術作品におけるビジュアル要素または「成分」の構成または配置
https://ja.wikipedia.org/wiki/構図
なんだかわかったようなわからないような・・・。
とりあえずは1枚の絵があったとして、その中の物や人物、背景やエフェクトなどの配置のことを構図ということにしときます。
んでその配置にはある程度、魅力的に見えるような配置方法があるってことよね。うむ。
視線を誘導する役目も
絵を見てもらうなら、描いた中でも一番注目してほしいところを見てほしい。そのためにはどうするかというのも構図に関わる部分だそうで。
例えばキャラクターの目を見てほしければ、そこに視線が行くように誘導する。いや誘導ってどうやるんだよってことなんだけど。
視線の誘導は簡単にできる
例えば白紙に黒い点が1つぽつんとあれば、まずそこに目が行くと。まあそれしか情報がないのだから当然と言えば当然。
でもこれで立派な視線の誘導ということ。絵は情報を描き足していくので、情報が少なければ自然と目が行く先が決まる。
情報の粗密でも誘導できる
黒い点が増えたけど、おそらく右下に視線が誘導されたはず。情報が多いところに自然と目が行ってしまうというのが人というもの。
顔を見てもらいたいんだけど、髪の毛にいっぱい装飾が付いていればおそらくそっちが注目されてしまう。一番注目してほしい部分以上に情報が集まらないようにしたいよね。
仲間外れは注目されやすい
同じような情報の中に1つだけ別の情報があれば、どうしてもそこを見てしまう。
ゴチャゴチャした人ごみをモノクロで描いた中に、一人赤いドレスを着た人が描かれていればどうやったってそこに目が行くよね。
個性は色だけではない
これは粗密と仲間外れの融合みたいな感じだけど、やっぱり一つだけサイズが違えば目立つよね。特に周りよりも大きいならね。
雑多の中で特異な物ってのはやっぱり目が行ってしまう。そういう風になってるんだからしょうがない。
コントラストが強いのも目を引く
これ、どこに注目しましたか??
もしかしたら好きな色に反応することもあるけど、目立つのは青と黄色のペアかなぁと。
これは補色の関係で、あとは似た系統の組み合わせにしたんだよね。コントラストが激しいとそれだけ目立つ。補色の関係はやっぱり強力ですね。
視線を逃さないようにするのが大事
視線の誘導は何も1点だけではなくて、まず見てほしいところ、次に見てほしいところ、その次に・・・といくつもあるもの。
可能であればそれらが一つの輪のようになっていると、最後の注目ポイントからまた最初の注目ポイントに視線を誘導して、長いこと絵を見てもらえるようになると。
いやーそこまで考えて絵を描くとか、すげーなー。エイゾーはまだまだその境地に立っていないけど、頭の片隅には入れておくことにしよう。うん。
いくつかある構図パターン
さて視線の誘導方法とは別に、構図にもパターンがあるということでいくつか覚えておきます。
こうでなければいけない!ってことはなくとも、配色パターンみたいに安定感だったりマッチしたりしやすいパターンがあると。絵に反映させるのは難しいかもしれないけど、知っているのと知らないのとでは違いが出ると思うので、覚えてみます。
写真を撮る時にも役立つ構図パターン
イラストだけではなくて写真を撮る時にも構図パターンは効果がある。
上のは日の丸パターン。真ん中にドーンとメインがある状態。
イラストを描く時も大抵こうなっちゃうんだけど、最もシンプルで最も飽きられるパターンなんだとか。基本的に構図を知らなければやっちゃうからね。
とにかくメインを目立たせたい!って商品のパッケージとかならともかく、魅せる絵にするなら卒業したい構図。
んじゃあほかに何があるのさーっていうのがエイゾーなんだけど、調べてみたら結構あったよ。
三分割パターン
んで、構図のパターンの中でもこれ!ってのがこの三分割パターン。
縦横それぞれ三分割して、その交点にメインとなるものを配置するパターン。メインより目立ってほしくないものは交点から外す。
メインより目立ってほしくないけどサブとして目立ってほしい場合は交点は避けて線上に配置するといいんだとか。
敵と主人公なら、主人公を交点に配置して敵を線上に配置する。背景やエフェクトなんかは線上に配置しないようにするとバランスがいいと。
スマホのカメラアプリとかでも三分割線が表示できるやつとかあるよね。今度から写真撮る時に意識してみようかな。
三角はかなり万能
絵の中に三角形型に配置するといろいろ見栄えが良いと。
こんな風に下が広いようにすれば安定感がある構図に。逆さの三角形なら逆に不安定=動きが出る構図に。
斜めでもよくて、例えば3人が集まっているときの顔の位置を三角形になるようにすると安定すると。いやー三角形、万能ですね。
他にもいろいろあるけれど・・・
他にもいっぱいあって、フィボナッチ螺旋パターンとか黄金比とか。まあそれはおいおい覚えていけばいいかなぁと。
とりあえず初心者のエイゾーはまずは三分割と三角構図を使えるようになりたいなぁと思います。
カップケーキで実験
では前に作ったカップケーキで実験してみます。
上の画像はエイゾー初の3DCG作品であるカップケーキ。特にメインがどれってわけではなかったのですが、一応手前の紫クリームのがメインって感じですね。
配置はバラバラ
三分割線を入れるとこんな感じ。特に意識していなかったけど、何となくそれっぽい配置になっていました。
紫ケーキは手前にあるから・・・と思ったし実際そうなんだけど、構図的にもちょっと優遇されていたということね。
より交点を意識してみた
メインの紫ケーキをより交点に寄せてみました。本当はケーキそれぞれの配置を調整したほうがいいんだけども。
左の緑ケーキが見切れたこともあって、より紫に注目が集まりますね。まとまり度は上がった気がするなー。
比べてみよう
トリミング前と後を並べてみました。同じサイズにした分、トリミング後の方が1つ1つのケーキが大きいけども。
緑のケーキが見切れているにも関わらず、絵としてはトリミング後の方がいいなあと。情報が整理された感じ。
前のはせっかく作ったので3つとも写したいって感じだったけど、1枚の作品としてはトリミング後の方がまとまっている気がする。気のせいかも。
今後は構図も意識して練習してみる
とりあえず今回は知るだけでいっぱい。
今後はちょっとだけでも意識して描いていこうかなーと。
一人の人物を描くにしても、ポーズだったり衣服だったりで三角は作れると思うので、それをやってみようかな。
いやー本当やればやるほど次の課題が出てきて休まらないね。でもそれだけ楽しいんだけども。
いっぺんには無理だけど、ちょっとずつ習得できたらいいなー。
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