エイゾーでございます。
前回、前々回と配色パターンというものに触れました。シンプルな塗分けでは取り合えずその威力を感じることができましたが、もう少し実践的な使い方を試してみたい。
ということで今回はカップケーキを題材に、配色を実践してみます。
なぜにカップケーキ??
カップケーキのケーキ部分はあらかじめ図形等で作っておきました。
で、なぜカップケーキなのかというと、そこまで深い理由があるわけではないんですよ。小さめでかつそこそこ塗分けられるのと、割と奇抜な色でも受け入れてくれそうだからです。
ほら青いクリームとかのカップケーキとかあるじゃない。あれ、あるよね?
てなわけで早速やってみよー。
配色パターンを知っていても
というわけでこれが1つ目。
ベースカラーを緑にして、いきなりダブル補色配色。カップは目立つ必要がないのでベースに近い青系統。ケーキとアラザンはベースと隣接するので補色サイドの色を使いました。
まあ結局配色パターンを知ったところで、使いこなせるわけないんですよ。うん。
ただとりあえず目がチカチカするようなことはないし、変に浮いちゃってるって感じでもない・・・よね。
配色を分割する
前回ではベースカラー・サブカラー・アクセントカラーの3つを「70:25:5」という配分で用いるのがまとまりやすいということを知りました。
しかしこれだと3色しか使えないじゃん。となるわけで。
もちろんそんなことはないわけで、ベースカラーだったりサブカラーだったりをさらにその内部で細分化すればいいんだって。
上のカップケーキなら緑をベースカラーとしたわけだけど、さらにそれを3つに分割したんですね。
基本的にはその色相内で彩度や明度を調整したものを追加していくんだけど、その時にもちょっとしたお約束みたいなものがあるみたい。
明度調整は色相も一緒に
明度を調整するときは色相も一緒に少し変更したほうがいいみたい。色相環上どっちに動いてもいいんだけど、明度を高くしたときと低くしたときとは反対方向に動かすのがいいんだって。
これは単色配色でも行う方がいいとか。単色配色は色相の変更をしないものだと思ったけど、ベース・サブ・アクセントを決めるときは変更せず、それぞれの内部で細分化するときは変更すればいいということなのかな。
トライアドでもまとまった
トライアドにも挑戦。
すごい色のケーキだけど・・・。もうちょい暗くても良かったな。
紫のクリームにオレンジのアラザンがいい感じ。前回知った比率パターン「70:25:5」を念頭に置きつつだからオレンジは強すぎなくていいね。サブカラーの緑は25%よりだいぶ少ないと思うけどね。
コーヒークリームみたいなのもできたよ
こちらもトライアド。
コーヒークリームみたいなのがいいなあとオレンジ系統をベースにまたトライアド。
ごちゃごちゃしそうでまとまる不思議な感じが気に入ってきた。これは現実にもありそうな配色。コーヒークリームの時は緑っぽいアラザンでも行けるってことだね。
別のクリームでも
ちょっとデコレーションを変えてみました。
いや、このクリーム難しすぎた。よくわからん。こういうのはまだまだ圧倒的に知識も経験も不足してるよね。
配色は分割補色配色にしてみました。ピンクがアクセントカラーでその補色側を分割。緑系統と水色系統でベースとサブに。
うんうん、これもありだね。ちょっとクリスマスツリーっぽい。緑系と赤系だけど色味が易しいから別にチカチカしないし。
配色パターンはあくまで道しるべ
やってみて思ったのは配色パターンはあくまでも道しるべということ。
何もない状態で、それこそ無数の色からピックアップするよりは遙かに決めやすいけども、これによってぴしゃりと確定するわけではない。
まあ当たり前だよね。じゃないと世の中の絵はほとんど同じ色味になってしまうからね。
このパターンを使えば大きくはずれなくなるということで、間違いなく助けになるもの。でもそこから先はやはり自分でいろいろ試したり観察したりして感覚を育てていく必要があるというわけですな。
今まで何となくで選んでいた色に少しだけ根拠を持たせることができる、それが配色パターンということだと理解しておくことにします。
次回はいよいよ
さて、今回カップケーキを唐突に題材にしたわけですが、実はもう一つ理由がありました。
次回はいよいよ3DCGに挑戦してみようと思っています。
カップケーキはそこそこシンプルなので作りやすいかなと。・・・まあ最後に描いたあのクリームはどうなるかわからないけども・・・。
自分で描いた絵を3Dにしていくとか、無茶苦茶楽しくなってきたな。本当はキャラクターとか作りたいところだけど、まずはここから始めていくことにします。それでは、また!
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